「漫画家を目指しているけど、持込のアポ電がしにくい。」「漫画家を目指している訳じゃないけど一度でいいからプロの編集さんから自分のマンガへアドバイスが欲しい。」
そんな漫画家志望必見!
今回は私が過去に2回持ち込んでいるCOMITIAの「出張マンガ編集部」について、体験談を含めて詳しくまとめました。
そもそもCOMITIAってなに?
COMITIA(コミティア)とはプロ・アマを問わず自主出版した本を発表・販売できるオリジナル作品のみの頒布イベントです。
年に4回(2月・5月・8月・11月予定)開催されており「オリジナル作品のイベントといえばCOMITIA」というくらいCOMITIAは有名な大規模イベントです。
出張マンガ編集部とは?
出版社がCOMITIAの出展会場に足を運んでマンガやイラスト等の持ち込みを受け付けています。
COMITIA128では121誌の編集部が集まっています。
プロ・アマ問わずプロ編集者さんと話ができる貴重な場でCOMITIAの持ち込みからデビューしている作家さんもいます。私が初めての時は自分の作品(当時のなん適)を見てもらうために、2回目は2作目の担当さんを探すために持込をしました。
持込の手順(COMITIA128の場合)
持込したい媒体を事前に確認する
COMITIAさんのHPの「出張編集部」の項目もしくはカタログにて当日参加予定の編集部が掲載されます。
そこに「社名・媒体名・受付する原稿」が一覧で掲載されていますので当日までにどの媒体に持込に行くかを必ず確認しましょう。
各編集部の雑誌媒体によってはジャンルの指定や募集している原稿の指定があるので詳細なところまで確認しておきましょう。さらにどの媒体から順番に行くのかを事前に決めておくと当日焦らずに済みます。
私の場合は、10媒体チェックして順番を決めてから行きました。
漫画家志望じゃないけど、とりあえず相談したい人は…
「プロから見た自分のマンガの評価を聞きたい。」「絵柄の方向性やいろんな人の感想が欲しい」そういった方は各出版社ごとのアピールを確認しましょう。
「初心者でアドバイスが欲しい方もOK」「どこに持込すればいいかわからない方大歓迎」というアピールをしている編集部さんにお話に行ってみましょう!
私も初めての持込は「気軽に来て欲しい」といったアピールをしている編集部さんに持込しました。
見て欲しい作品を準備する
編集部に見せる原稿はその雑誌への持込用でなくても構いません。
自分の同人誌、商業誌(単行本・刷り出しなど)、生原稿もOK。
原稿は指定されている場合もあるので事前に確認しましょう。
データ原稿に関しては必ずプリントアウトしてアナログ媒体で持って行きましょう。
私は絵柄が異なる2作品をクリアファイルフォルダに入れて3冊持ち込みました。1冊は「時間があったら読んでほしい2話分」を持って行きました。
▼実際に注文して使用しているもの
優しい編集さんだったので3冊すべて読んでいただき、その上でこのブログにある読み切りマンガもすべて読んでいただくことができましたが…大手商業誌は列が出来て、時間がない場合もあります。長編漫画を見て欲しい場合は読んでほしいページを厳選することが大事です。
開始時刻
COMITIAにサークル参加をするか一般参加をするかで異なります。
サークル参加をする人は9時半以降、各編集部の持込受付の準備が整い次第始まります。一般参加する人は一般入場が開始される11時以降の受付となります。多くの出版社・媒体へ持込を予定している方は早めに行くといいでしょう。
私はその当時一般参加だったので11時以降に行きました。ただし入場できたのは11時半頃で、実際に持込をして話し始めたのは12時以降でした。
整理券をもらう
まず持込に行く前に整理券をもらいましょう。
整理券配布コーナーにて誌面ごとに整理券が置かれています。
持込しようと思っている雑誌媒体の整理券を1つ選んで必要事項(名前、ペンネーム、住所、連絡先など)を記入します。複数雑誌に持込したい場合は1件終わるごとに次の整理券を整理券配布コーナーにもらいに行きましょう。
実際に持ち込みに行く
整理券をもらったらいよいよ持込です!
作品を持ってその編集部の出展ブースに行きましょう。大手出版社は並んでいる場合もありますので、整理券をもって順番が来るまで待ちましょう。
自分の順番が来たら簡単に挨拶を済ませ、整理券を渡して、持込開始。プロの編集さんに自分の作品を見てもらい、作品についての悩みを相談したりしてみましょう。
問い合わせについて
出張マンガ編集部の詳しいことに関しては、COMITIA HP(下記リンク先)に記載されている「持込のしかた」のページ内のE-mail先に事前にお問い合わせしてみてください。
時間がない人は持込投稿BOXを利用しよう!
「当日サークル参加するから持込する時間がない!」「たくさんの出版社に見て欲しいけど時間的余裕がない!」「直接話を聞くのは恥ずかしいけど評価は知りたい!」そんな方は持込投稿BOXを利用しましょう。
このBOXに自分の作品を入れておけば、編集さんが自分の作品を見てくれて評価のお返事をくれるところもあるようです。
ただ…私は投稿BOXを利用したことがなく、
今のところ全部直接持込です。
お返事を受け取れるように名刺等で連絡先をつけておきましょう。ただ、雑誌媒体によってはBOXを設置しておらず、直接持込でないと受け付けない媒体もあるので、そういう場合は直接持込の時間を優先的にとるようにしましょう。
まとめ
今回の記事のまとめです。