最近のお菓子や清涼飲料水にはいろんな種類の人工甘味料がたくさん使われていますね。
私たちの日常にすっかり浸透している人工甘味料ですが「よく知らないことが多いな」と思ったので、今回はお菓子大好きな私が人工甘味料について調べてみました。
基本的に害はない
一般的な食品の甘味料として摂取する分には、元々食品に含まれている甘味料も多いことから安全性に問題はありません。
しかしながら体質や摂取量によっては一時的にお腹が緩くなる(ゴロゴロする、下痢になる)場合があると言われています。

ガムの裏面とかに「食べ過ぎると一時的におなかがゆるくなることがあります」という注意書きがあったりしますよね。
人工甘味料による腸内環境の悪化への懸念はメンタリストのDaiGoさんが解説している動画がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
甘味料とは
食品に甘みをつける為に用いられる調味料全般ことを指します。甘味料には糖質系甘味料と、非糖質系甘味料の2種類があります。
人工甘味料は非糖質系甘味料に含まれ、化学合成により作られた甘味料のことを指します。主にゼロカロリーやローカロリー製品における砂糖の代替甘味料として使われているのが人工甘味料です。
参考サイト:農畜産業振興機構「近年における人工甘味料の動向」
なお一般的に食品として食べられているような砂糖、はちみつ、メープルシロップ、アガベシロップ、水あめ、果糖、オリゴ糖等に関しては食品添加物には指定されず、すべて食品扱いになります。

甘味料ってこんなに種類があるんですね。奥が深い。
主な3種類の人工甘味料
今回の記事ではよく食品に使われている人工甘味料を3つご紹介します。
アスパルテーム
今私が食べているのど飴にもアスパルテームが含まれていました。1グラムあたりのカロリーは4キロカロリーほどで砂糖と同程度ですが、砂糖と比較すると約200倍の甘みをもっているのでカロリーを低減することができます。
特徴
- 砂糖に似ていて苦みが少ない
- 風味の増強効果
- コーヒーや医薬品などの苦みを隠す
- アミノ酸からできているので歯垢になりにくい
食品添加物の安全性評価を行う国際機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議は1日の摂取許容量を体重1キログラム当たり0~40ミリグラムと設定しているようですが、日本では使用基準は設定されていないようです。
アセスルファムK(カリウム)
アスパルテームと同じくらい広く使われている人工甘味料の1つで、ゼロカロリー系の飲料に使用されることが多い人工甘味料だそうです。アスパルテームと同じように砂糖の約200倍の甘みを持っているとされています。
特徴
- 甘味を早く感じやすい
- 後味がすっきりしていて、キレがある甘味
- アスパルテームと併用することで砂糖に近くなる
- 高濃度になると苦みや渋みを感じることもある
- 熱や酵素、水溶液中でも味を感じやすい
- 虫歯の原因になりにくい
- 水に溶けやすい
FAO/WHO合同食品添加物専門家会議は1日の摂取許容量を体重キログラムあたり0~15ミリグラムと設定しているようで、日本でも使用食品ごとに使用基準が設定されています。
スクラロース
スクラロースはかなり強い甘みを持った人工甘味料で、砂糖を原料にして作られています。カロリーは1グラムあたり0キロカロリーです。甘さは砂糖の約600倍と言われていて、苦みや渋みを感じることはほとんどないようです。
特徴
- 砂糖に近いまろやかな甘味
- 熱や酸に強く、水に溶けやすい性質
- 虫歯の原因になりにくい
FAO/WHO合同食品添加物専門家会議は1日の摂取許容量を体重1キログラムあたり0~15ミリグラムと設定しているようで、日本でも使用食品ごとに使用基準が設定されています。

これからお菓子を食べるときはぜひ参考にしてみてください。
アイキャッチ素材:nokiart
参考サイト

