無名の私がTwitterとpixivでそれぞれ別の作品でバズりました。(時期は違う)
どちらも無名の時のバズなので「作品を見てもらってのバズり方」であることは断言できます。
そこで今回はそれぞれのSNSでのバズを見て私が感じた違いを「参考にして欲しい」というよりは「自分のための備忘録」として残しておきます。
Twitterでバズった漫画はコチラです。
セクハラに遭った話。(1/3) pic.twitter.com/6yJ44ZjcAV
— 乃樹愛@トークイベ受付開始🌟 (@n0kia_ksnk) April 6, 2019
漫画について
絵のクオリティで言えば「ちょっと人より上手」くらいのモノクロです。
このような「セクハラ」などの男女間で起きる問題を「モノ申す系」として描いたエッセイ漫画は、そもそもの話pixivではウケにくいです。
▼同じ漫画でもpixivでは2019年9月時点で3000弱の閲覧数です。
コメントについて
記事内では個人名をあげて触れることはしませんが、Twitterでバズるとかなりの確率で賛否両論のコメントが多くてメンタルが削られます。
今回の作品の場合、セクハラに対する男性を完全擁護する声や、意味不明な個人攻撃(この頃は適応障害発症前であるにもかかわらず「お前が適応障害だからだ!」というようなもの)もありました。
フォローについて
この作品からフォローにつながることはそんなに多くありませんでした。
理由として考えられるのはこのあたりでしょうか。
- その作品関連のツイートをしていないこと
- バズった作品と同じような漫画の絵柄をしていないこと
- そもそも発信者ではなくツイートにしか興味ないこと
バズった時にバズった作品に関連するような情報を発信していれば、フォローにつながるかもしれません。
pixiv
pixivでバズった漫画はコチラです。
漫画について
これはかなりクオリティを高めた作品です。(この8ページで3日半かかっています。)
Twitterでは重視されなかった「絵柄」ですが、pixivでは「最初のページの雰囲気」を重視される傾向があるので一定以上のクオリティが求められる気がします。
▼ちなみに2019年9月現在、この漫画はTwitterで全く注目されていません。
死んでしまった婚約者へ3枚だけ便箋を出せるなら。(1/2)#漫画 #一次創作 pic.twitter.com/LoGfpUCroO
— 乃樹愛@トークイベ受付開始🌟 (@n0kia_ksnk) September 9, 2019
コメントについて
バズった作品が「人の死」であったり「人と人との温かみ」のような作品だったためか、pixivのコメントは優しいものばかりです。
逆説的ですが、コメントしやすい作品はpixivでバズりやすいのかもしれません。
これは推測ですが、Twitterと違ってpixivは「興味ないものはアンチコメントではなく無視」という傾向にある気がします。
メンタル面を考えると、pixivの方が圧倒的にストレスが少ないです。
フォローについて
pixivでバズると瞬く間にフォロワーが増えます。
9月10日18時ごろにpixivコミック編集部さんに該当作品を取り上げていただいたのをきっかけに、2時間後の20時の時点で約640フォロワーから1063フォロワーに急増しました。
1週間後の9月16日には同シリーズの新作をあげましたが、このブログを書いている17日23時30分の時点で3100フォロワーを突破しています。
理由としてpixivには作品を置くことしかできないことが大きな要因だと思われます。
Twitterでは作品以外のことも呟くことが出来てしまうので、ポジティブに言えば作者の人格を知ることができますが、ネガティブに言えば作者の人格が作品の邪魔に映るのかもしれません。
例として作品が優しい雰囲気にもかかわらず作者が過激なことを呟いていると、典型的にこの傾向がみられる気がします。

表現と人格を完全に切り離して考えるのは、読者からするとなかなか厳しいのかもしれませんね。
つまりpixivでは1つの作品・作風を好きになってもらえれば、関連作品も好きになってもらいやすいので「作品のファンの獲得につながりやすいのではないか」と考えられます。
Twitterでpixivの原理を生かすなら「バズる絵柄や内容で、バズった絵柄と同じ作品のみを呟くことで自分をブランディング化する」ともしかしたらバズが生まれるかもしれませんが、そもそものSNSの特性が違うので断言はできません。

偉そうなこと言ってますが、私自身はいろんな絵柄で作品を描いているので、残念ながらこの方法の実験・活用は難しいですね。本気で取り組みたいなら新たにアカウントを作り直す方がいいのかもしれません。
まとめ
- 癒し系・高クオリティの作品で勝負しやすいのはpixiv
- モノ申す系・並クオリティの作品で勝負しやすいのはTwitter
- コメントのアンチ耐性が高めならTwitter
- コメントのアンチ耐性が低めならpixiv
- 1つの絵柄をブランディング化で勝負しやすいのはTwitter
- 1つの絵柄ではなく様々な作品で勝負しやすいのはpixiv