「CPUだのRAMだのよくわからないからみんなが買っているものをとりあえず買っちゃう。」という【パソコン初心者】がやりがちな「流され買い」をしてしまうあなたのための記事です。
基本的な用語解説からはじめとしてsurface pro 4 とsurface GOをイラスト付きで分かりやすく解説しています。
パソコン中級者以上の方で、各パソコンの詳細な機能や性能(スペック)が気になる方はこのブログ記事を今すぐ閉じていただきMicrosoftさん公式HPをご参照ください。
前回iPad proとsurface GOの比較ブログがsurface公式さんにTwitterでRTされて私のマンガBLOGで1位の記事になりました。ご覧いたただいた方、本当にありがとうございます。

今回の記事の主な内容
今回の記事では3点をお話します。
主な性能(スペック)の違い
大まかな結論から言うと、surface pro 4は「値段は張るが高性能」で、surface GOは「性能を妥協できるところまで抑えているので価格も抑えられる」というイメージです。
プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)とは?
CPUとはパソコンの脳みそのことです。
この脳みそが高いレベルであればあるほど、処理速度が速くなります。
CPUにおいてはsurface pro4の方が高性能です。
CPUの種類は一般的に「Core+アルファベット」で呼ぶのですが、surface pro 4にはCore mシリーズとCore iシリーズがあります。
iシリーズの方がmシリーズよりも新しい世代です。
性能ランクは「Core m3<Core i5 <Core i7」です。
標準的な性能を求めるならCore i5。
Core i7は業務用パソコンでも使われる高性能CPUです。
Core m3は性能は高くないものの省電力が高いため充電の持ちがよく、メール作成や文書作成などの作業に最適です。

ちなみに勘違いして勝手にi5だと思っていた私のパソコンはm3でした。最初のパソコンがこのm3なので処理速度の速さが分かりかねますが、イラスト、動画編集、ブログ更新は普通に出来ています。
surface GOの方はIntel製の中でも「Pentium」は価格の安さを重視したCPUで、省電力ですが性能としてはmシリーズよりも低いです。
しかし、WordやExcelなどが基本的な用途であればさほど問題はないでしょう。
プロセッサ(CPU) | surface GO Intel® Pentium® Gold 4415Y | surface pro 4 第 6 世代 Intel® Core™ |
引用サイト:surface pro 4の機能、surface GOの機能
メモリ(RAM:Random Access Memory)とは?
メモリ(RAM)は
CPU(パソコンの脳みそ)が何かの処理を行う時や、画面上に何かしらのデータを表示する時に使う作業用の主記憶装置のことです。
ストレージとよく間違われるのですが、メモリは一時的な保存場所のことを指します。
そのため、パソコンの電源を落とすとメモリのデータは消えます。
標準は8GB。ネットの閲覧だけなら4GBで十分といわれています。
イラストや動画編集などのデータの負荷がかかる重い作業をしたい時は、16GBあれば問題なく動作を行うことができるとされています。

ちなみに私は4GBでした。これを調べているうちに8GBのパソコンが欲しくなりました。
作業用机だと仮定されることが多いのですが、その机が広ければ広いほどたくさんのものが置けるので、CPUが一気にいろんな処理ができたり、一気にいろんなデータを表示することができたりして作業がしやすくなるということです。
メモリ(RAM)においてはsurface pro4の方が大きいです。
メモリ(RAM) | surface GO 最大で RAM が 8 GB | surface pro 4 最大で RAM が 16 GB |
引用サイト:surface pro 4の機能、surface GOの機能
ストレージとは?
メモリは一時的な保存場所だったのに対し、ストレージは長期的な保存場所を指します。
日本語表記だと記憶容量、記憶装置と記載されていることが多いです。
ストレージに保存されたデータはパソコンの電源を落としても消えません。
そのためメモリ(RAM)は作業机に例えられるのに対して、ストレージは本棚に例えられることが多いようです。
wordやexcelなどを使うことが主な用途であれば128GBで足りますが、もし大量の音楽をダウンロードすることや、ゲームなどの保存容量の大きいことをするのであれば256GBが以上がおススメです。
もし足りなくなった場合でも、「外部」ストレージにあたる「USB」などを用意してそちらに保存しておけば問題ないでしょう。
ストレージにおいてもsurface pro 4の方が大きいです。
また、ストレージには主にSSDとHDDの2種類があり、それぞれに特徴があります。
今回はsurface pro 4とsurface GOに関しての記事なので簡略化して説明します。
SSD:Solid State Drive
高速・無音・消費電力が少ない
HDD:Hard Disk Drive
大容量・安価
また、eMMCというのは
「embedded Multi Media Card(エンベッデッドマルチメディアカード)」
というストレージの略称です。
小型機器(スマートフォン、タブレットパソコン等)に使われていることが多いです。
HDDより小型のものでSSDよりは読み込み・書き込み速度が遅いですが、消費電力が低いので充電の持ちがいいです。
ストレージ | surface GO 64GB (eMMC) または 128GB(SSD) | surface pro 4 128GB / 256GB / 512GB(SSD) |
引用サイト:surface pro 4の機能、surface GOの機能
参考サイト:PCデポSPEC-Pro4、SSDやeMMCって何ですか?|ネットの知恵袋|フレッツ光公式|NTT西日本、「Surface Pro 4」の性能をSurface Pro 3/Surface 3と徹底比較する (2/5)-ITmedia PC USER
ソフトウェア
どちらもWindows10が入っていて、Microsoftアプリが使用可能です。

私はアプリを一切使っていません…。
ただし、surface GOにはSモードがついています。
このSモードは学校や職場のためのセキュリティでかなり強固です。(※SモードがあるとGoogle chromeも使えないです。)
Sモードは一度解除すると元に戻せないのですが個人で使うのには不便すぎたので、私は解除してしまいました。
解除自体は5分程度で出来ますが、私のように何も見ないでやると、再起動を何度も繰り返し解除だけで1日かかる危険がありますので解除の際は調べながら行うことを強くオススメします。
解除の方法は「Sモード 解除」で検索してみてください。
ソフトウェア | surface GO Wndows 10 (OS) Windows 10 Home (S モード) アプリ | surface pro 4 Windows 10 (OS) アプリ |
引用サイト:surface pro 4の機能、surface GOの機能
サイズ
私自身が数字を書いてもイメージしにくい人間なので、今回は写真をご用意しました。参考にしていただければ幸いです。
▼左からsurface pro 4 、surface GO、iPhone6(約手のひらサイズ)
surface GOはsurface史上最小・最軽量のため、当然ながら持ち運びしやすいです。
本体サイズ | surface GO 9.65 x 6.90 x 0.33 インチ | surface pro 4 11.50 インチ x 7.93 インチ x 0.33 インチ |
引用サイト:surface pro 4の機能、surface GOの機能
重さ
重さに関しては圧倒的にsurface GOが軽いです。
何度もしつこく恐縮ですが…surface goはsurface史上最小・最軽量です!
今回は私個人が所有しているsurface pro 4とsurface GOをタイプカバーの有無でそれぞれ計測しました。
タイプカバー有 | surface GO 778g | surface pro 4 1100g |
タイプカバー無 | surface GO 533g | surface pro4 794g |
surface pro 4のカバー有は1㎏を超える結果に…。
ポートとコネクター
ポートはパソコンとパソコンの周辺機器をケーブルで接続したい時に使う端子を指します。
「USBポート」や「ネットワークポート」などがあります。コネクターはポートとほぼ同義です。
ポート と コネクター | surface GO ・USB-C ポート
| surface pro 4 ・フルサイズ USB 3.0 ポート |
surface pro 4 とsurface GOの違いは赤字部分で共通点は以下3点です。
・充電用 Surface Connect(充電するときの差込口)
・3.5 mm ヘッドセット ジャック(イヤホンの差込口)
・カバー コネクター(タイピングカバーの差込口)
どちらを買ってもこの3つはついています。
では順番にそれぞれの違う部分を解説します。
USBポート
従来のUSBポート左右非対称だったので、間違った向きで差し込もうとすると差し込めなかったりしたことがありました。そのイライラを解消すべく開発されたのがCタイプのUSBです。
Cポートは左右対称になっているため、差し込みを間違えることがありませんので、最近はCポートへ移行しているところが多いようです。
・参考サイト
microSDカード
microSDカードには種類があり、その中でMicroSDXC というのはmicroSDカードの規格の1つを指します。最大2TBまで読み込みが可能だそうです。
(まだSDカードを使うほどの容量不足になったことはありません。)
・参考サイト

Mini DisplayPort
MiniDisplayPortはDisplayPortの小型版のことです。
DisplayPortというのはパソコンからデジタル映像を入出力する規格として開発されたものです。
つまりこの端子があれば、会議やプレゼンなどでパソコンとプロジェクターをつないで、別の液晶画面に同じものを映し出すことが可能になります。
surface pro 4にはMini DisplayPortがありますが、surface GOにはありません。
・参考サイト

私が感じたそれぞれの良さ
surface pro 4の良いところ
数値的には高性能
surface GOに比べると性能は高いらしいですが、使ってる本人はCPUがCore m3のためいまいちピンときません。そこまでシビアでない人にとっては大きな問題ではないかと思います。
作業がしやすい
surface GOに比べると全体的に大きいので作業がしやすいです。自宅でイラストを描くときは断然surface pro4です。
逆に、手の大きい方がsurface GOを使うとタイプカバーが小さすぎて、タイピングに不便を感じるかもしれません。
USBが直接使える
surface pro 4はUSB 3.0 ポートが使えますのでマウス、プリンター、イーサネット アダプター、USB ドライブ、スマートフォンなどのUSB アクセサリは概ね接続可能です。
surface GOは前述の通りUSB-CポートなのでCタイプ以外のUSBを使う際は変換機器が必要です。
▼私が実際に使っている変換機器
唯一失敗だったのが、端子から変換機器までのコードが短すぎて使用している時、空中浮遊状態になってしまいます。(※タイプカバーに端子がついていないため)
ただ、USBを使用する際は大概一瞬で終わることが多いのでコードの長さは特に気にならない方は参考にしてみてください。
surface GOの良いところ
安い
CPUの性能は価格を抑えるために決して高くはないですが、ネット検索をはじめwordやexcelを使う程度なら、何ら支障なく使用できます。
それを考慮すると、これほどのパソコンが安価で手に入るのは魅力的です。
持ち運びのしやすさ
surface GOを持ち歩くと、surface pro4を持ち歩こうとは思えなくなります。
約300gも違うので荷物の負担はかなり軽減されます。
surface pro4が向いている人、surface GOが向いている人
以上のことを踏まえてそれぞれのPCに向いている人をまとめました。
surface pro4が向いている人
- 価格<性能で考えている人
- 固定した場所で作業を考えている人
- イラスト作成、動画編集など重いデータ作業がある人
- 手が大きめな人
- 従来のUSBポートを使用したい人
- 映像出力端子が必要な人
- 初めてのパソコンを検討している人
- 大きい画面が好きな人
surface GOが向いている人
- 性能<価格で考えている人
- 持ち運びを重視している人
- 文書作成やメール作成などデータ作業が軽い人
- 小さいキーボードでも大丈夫な手の大きさの人
- 近年主流のCタイプのUSBポートを使用したい人
- サブのPCが欲しい人
- 小さい画面でも問題ない人
個人的なオススメは…
個人的には最初のパソコンを選ぶならsurface pro 4の方がオススメです。
少し我慢して貯金して、性能がいいパソコンを買う方が長く使えるからです。surface GOはサブとして持つ方がいいと思います。
surface pro 4はsurface goにないものを持っていてsurface goはsurface pro 4にないものを持っているので補完関係にあると考えてよいでしょう。
メインでproシリーズ、サブでsurface goを持っているのがパソコン環境において最強の選択だと思っています。(※あくまでも個人的見解です。)
注意点
タイプカバーやペン等は基本別売りのため、お店以外の場所でご購入される方は付属品の欄をよくご確認ください。
長くなりましたが最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
あなたが理想のパソコンに出会える一助となれば幸いです。
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